折れ垂木を用いた屋根架構の開発

都市圏の市街地では良好な住環境を保護するためにかけられている厳しい日影規制が設けられており、この集団規定に準拠するために第1種低層住居専用地域などでは建築物単体の軒高が制約を受けることになります。
そこで、集団規定に準拠しながら、断面計画の自由度と豊かな室内環境を可能とする手法の一つとして、屈曲した形状をもつ垂木(折れ垂木)を用いた屋根架構を構想しました。そして、「生田4丁目の住宅」の屋根架構に採用するための折れ垂木を、明治大学建築学科木質構造 野口研究室と共同で研究・開発しました。