2022年度ゼミ旅行(4日目)

ゼミ旅行4日目を迎えました。

朝食を食べ、ロビーに集合した後、早速最初の目的地である佐喜眞美術館へ向かいました。米軍普天間基地の隣に立地するこの美術館では、沖縄が戦後日本復帰を果たすまでの苦労と、戦争から50年以上たった現在でも、在日米軍基地の70%が沖縄に集中しているという県や県民の経済発展への大きな影響に関する貴重なお話を伺うことができました。

 

(佐喜眞美術館)

 

次に向かったのは、やちむんの里です。「やちむん」とは、沖縄の伝統的な焼き物の一つで、素朴な風合いや厚みのある手触りが特徴だそうです。やちむんの里はそんな焼物の陶房が集結する聖地で、里内には多くの個性豊かな工房やギャラリーがあり、沖縄の伝統を身近に感じられる良い機会となりました。

 

(やちむんの里)

 

その後、恩納村の西海岸に位置する岬・万座毛に向かいました。「万人を座らせるに足るほどの絶景である」という言葉に由来するこの岬は、切り立ったサンゴ礁が台地を形成し、象の鼻の形に見えることで知られています。透明度の高い沖縄の海の美しさや雄大な景色を、改めて実感することができました。

(万座毛)

 

近隣の施設で昼食やお土産を済ませ、いよいよ沖縄旅行最後のホテルであるホテルムーンビーチへ向かいました。国場幸房が設計した同ホテルは、建物内に吹き抜けを大胆に取り入れ自然光が降り注ぐようにしたり、開口部を大きくとって植物を這わせるなど、自然との共存をテーマにした建築となっています。ホテルに到着した後は、建築内部を見て回ったりビーチで遊んだりと、皆思い思いの過ごし方でムーンビーチを満喫しました。

 

(ホテル・ムーンビーチ)

 

明日はいよいよ沖縄旅行最終日です。まだまだ沖縄の自然や建築の魅力を存分に味わいたいと思っています。
(小川)