前回の500m×500mスケールに引き続き、今回は、50m×50mスケールにおける建造環境の把握を実施しました。3次元計測のコースワークの2クール目です。
Matterportという機器を用いて、生田キャンパスのテニスコートおよび5号館の周辺50m四方のデータ計測を行い、連続した360度写真によるヴァーチャルツアーの作成を行いました。
得られたデータをもとに、生田キャンパス内の施設や設備の現状を分析し、問題点や改善提案について検討し、発表を行いました。普段から人気のない5号館の屋上や地域産学連携研究センターに関しての提案が多かった印象です。Web上のヴァーチャルツアーに学生がピン止めをし、必要に応じてコラージュ画像やパースを作成することで、よりよいキャンパスの提案に向けて議論を深めることができました。
普段何気なく利用しているキャンパスですが、ヴァーチャルデータを通してより俯瞰的にみると、様々な問題点が浮き彫りになったり、逆に意外なポテンシャルが明らかになったりと、自分たちが過ごす場所を改めて見つめなおす良い機会になりました。
今回は、建築スケールの計測を行いました。次回は5m×5mの計測ということで、よりミクロな家具スケールについて引き続き実施していく予定です。
(小川)