2018年度ゼミ旅行(4日目)

ゼミ旅行4日目はトゥールスレン虐殺博物館へ向かうところからスタートしました。トゥールスレン虐殺博物館はカンボジアで起きたクメール・ルージュによる大虐殺の惨劇を伝える施設です。実際に数千人が虐殺された場所がありのままの姿で残っており、悲惨な過去を突きつけられるような、考えさせられる施設でした。元々は高校として使われていたのですが、ポルポトによる独裁が始まって以降は収容所となり、知識人を主として多くの人々が国籍を問わず無差別に収容されました。一度収容されてしまうと生還することは不可能に近く、残酷な虐待の後にほぼ全ての人が殺されました。虐殺が行われた部屋や使用されたベッドなどを目の当たりにし、言葉を失いましたが、こうした暗い過去をリアルに知ることができたのは非常に良い経験となりました。

トゥールスレン虐殺博物館を見終えると、次はモリヴァンハウスへ向かいました。カンボジアを代表する建築家であるヴァン・モリヴァンの自邸であり、動線や風の流れなどを上手く操作する空間構成がなされていました。現在は1Fがショールーム、2Fがインテリアデザイン事務所として利用されており、10名程の職員がスペースに余裕を持って働けるような豪邸でした。

その後、カンボジア料理のレストランで焼飯を食べ、イオンモールへ向かいました。各々でお土産を買い、午後は自由時間でした。自由時間では、多くの学生がセントラルマーケットで買い物を楽しみ、夕食を済ませた後、ホテルから空港へ行き帰国しました。(菅野)