ゼミ旅行3日目はまずココナッツスクールを見学しお話を伺いました。今のカンボジアに何が足りないのか、留学をして教育を受けてきた人は家族やその界隈にしか知識を共有しないので国のことを考えない。現地で学ぶことが大切であるというようなお話を伺いました。
その後近くの地鶏レストランに入り昼食をいただきました。(澤本)
次にカンボジア工科大学を訪れ大学内を見学させていただきました。Hash Chanly先生の案内で、カンボジア工科大学の建築科の研究室の中も見学させていただきました。
その後、王立プノンペン大学を見学しました、大学内では、あちこちで勉強している姿が見られ、とても勉強熱心でした。その中のヴァン・モリヴァン氏がてがけた外国語教育機関を見学しました。柱は、本で見た通り。斜めからささえられており独特でした。また、校舎内でユニークな階段で、みんなで写真を撮りました。途中で、M2の竹崎さんが、犬に追いかけられてしまう事件がありました。
王立プノンペン内にある、新しくできた図書館を見学させていただきました。エントランスは、列柱を通り抜けて1階のレベルに構えられています。大学内の他の建物に比べると、外観はそれほど特徴的でないが、スマートでした。図書館内のスロープには、片持ちスラブで支えられている個人閲覧ブースが置かれており、集中できるデザインになっていました。スロープを上がって行くにつれて、図書館全体の開放感を感じることができ、学びを体全体で感じることができました。光の入り方や空気の通りが観察され、心地よい空間が作られていることが分かる。
図書館見学のあとは、有志でインフォーマル居住地を見てきました。線路沿いの道の両端に、人が住んでいる集落が1kmあり、食べ物や雑貨のゴミなどが散乱しており、とてもいやな気持ちがありました。近くには建設中のビルが存在、大きく見えるランドマークのバタナックキャピタルタワーがあり、カンボジアの裏側を見たような気がしました。
道を進むと、子供たちが遊びをしていたり、販売をしているお店、大人の人たちが話していたり。住民は私たち外人に対し警戒がなく、自分たちを受け入れるような、敵視はまったくありませんでした。不自由のないがごとくの子供たちの笑顔があり、大人たちはどうだろうか、下半身が左側と、片腕が動かない人も、笑顔で接してくれました。彼らの生活はどんなふうになっているのか、また、どうしてこんなところができてしまったのか、これからどうやって変えていかなければいけないか、疑問に感じました。(谷川)