生田出張所プロジェクトへ向けた準備

明治大学田中研究室は、2023年7月17日に開催される、生田小学校下校庭イベント「思いっきり外遊び」に参加させていただくことになり、そこで設置する遊具を設計し、製作しました。

今回製作した遊具のコンセプトは、生田で取れる竹を使用し、自然の素材に触れ合ってもらいながら、遊んでもらうということで、実際に計画したものは、高さ30cmと60cmのボックスと階段、竹を用いたイスです。主な材料は、多摩区こどもの外遊び交流委員の方が、ご用意してくださった竹と構造体に使用する2×4の木材です。

 

製作する前に、設計やモデリングを3次元モデリングツールであるRhinoceros上で行い、強度を持たせるためには、どのような形が良いのかやどのような寸法で製作するのか、部材と部材の接合部はどうするのかなどを検討しながら、設計しました。また、当日に遊具をどのような配置にするのかを複数案検討し、多摩区こどもの外遊び交流委員の方々に提案させていただきました。

 

 

実際の製作は、ノコギリやドリルドライバーを使用し行いました。普段、大学の授業では、計画するところまでを行うことが多く、実際に計画したものを製作するということは、あまり行わなかったために、細部の調整など難しいこともありましたが、自分たちで計画したものを自分たちで製作するという貴重な経験を得ることができました。また、製作した後に、子供たちが使用しても安全なのかを、自分たちで実際に想定される動きを行い、確かめるということや実際の敷地である生田小学校下校庭では、地面が砂利であるため、砂利では、遊具をどのように固定するのかを検討し、ペグを用いて固定した際、遊具が安全に固定されるのかの実験などのも行いました。

(藤橋)