三菱電機 情報技術総合研究所 SUSTIE の見学に参加しました

5月15日は大学院「建築計画特論」の授業を聴講・参加しました。竹中工務店の徳本さんによるワークプレイス構築のプロセスと知識についての講義を受けたのちに、三菱電機の情報技術総合研究所のZEB(net Zero Energy Building)関連技術の実証棟「SUSTIE(サスティエ)」を見学しました。

 

ワークプレイスに関する講義では、オフィス概念の広がりやワークプレイスを構築する際にどういった過程を必要とするのかについて学び、実際に竹中工務店が手がけたオフィスの事例について写真を見ながら説明を受け、新しいオフィスの在り方への理解を深めることができました。

 

その後、構築事例のひとつである三菱電機の実証棟であるSUSTIEを見学させていただきました。実際に働いてる方々から空間の使われ方やそこに導入されている技術についての説明を受けながら、すべてのフロアを見学することができ非常に貴重な体験でした。

 

この実証棟では、三菱電機だからこそできる高効率機器の導入、ZEBを実現させるための自然エネルギーの活用、消費エネルギーや快適性を高精度に予測するビル・シュミレーション技術の導入、健康性・快適性の追求といった多様な技術が詰め込まれており、ここでしかできない省エネ技術の開発と実証実験が行われています。

 

技術の導入だけではなく、人が快適に働くことを実現するためにワークプレイスとしての適切な空間設計、光や温度からの空間構築、家具の選定などさまざまな分野から総合的にオフィスを作り上げていることが伝わるような新しい空間を自分の目で見ることができ、学びが多い体験となりました。

 

建築計画特論では講義に加えて施設見学をすることで、より講義内容の理解を深めることができます。

次回の建築計画特論では千葉大学の柳澤先生の「学校建築の計画と実践」に関する講義を受け、府中第八小学校の見学を行う予定です。

(大越)