今回のゼミでは日野こもれび納骨堂を見学しました。
自動搬送式と合葬式の納骨施設となっていました。
大きな特徴は自動搬送式でした。搬送機が地下に整備されていて常に遺骨は地下の納骨棚にあり遺族が参拝したときに受付で参拝カードをタッチパネルにかざすと地上の参拝ブースに自動で搬送され参拝ができるようになっていました。
内部の特徴として参拝ブースは屋根からのトップライトからの自然光が不燃性の木のルーバーで柔らかみを持たせて時間、季節、天気によって様々な雰囲気の空間となることを意図していました。
参拝ブース以外は庭が七つ分離して配置してあり、エントランス、ホール、待合室それぞれのスペースで庭が垣間見ることができて、明るい落ち着いた印象を持ちました。
外観の特徴としては複数の傾斜のある屋根が特徴的でした。この施設は墓地と住宅の境界にありそのなだらかな移行を意図し、また納骨施設としてこれから永く使われるであろうと考えられているため慣習的な外観を意識して設計されたとのことでした。
技術の進歩と社会的なニーズの変化による新しい試みを実際に見学できて、お話も詳しく聞きことができたのでとても勉強になりました。(八代)