建造環境の3次元計測及び把握- Scale 500×500 -を実施しました

先日、500m×500m スケールの建造環境の把握を行いました。今年度の卒業研究・卒業設計1は、建造環境の3次元計測及び把握、卒業論文/設計の成果物発表、建築計画特論という3つのコースワークから構成されい進行しています。今回は、建造環境の3次元計測及び把握に取り組みました。

QGISというソフトを用いて、生田キャンパス5号館を中心とした500m四方のデータを抽出し、レーザーカッターを利用して1/2000の地形模型を作成しました。

  

模型作成後は、今昔マップやGoogle マップ衛星写真、国土地理院の提供する航空写真等を用いて、土地利用の変化や生田がどのような経緯を辿って今に至っているかを把握した上で、3グループでそれぞれ検討し発表会を行いました。

   

これらの作業を通して、学生たちは、緑地から住宅地が開発されていく様子や、明治大学の校舎が増設・更新されている様子、時代の流れとインフラの変化による公共施設の変化の様子など、年代別写真を比較することで生田の変遷を学ぶことができました。

今回の500×500scaleの分析はfirst layerとして位置づけ、今後は50m×50m、5m×5mというように徐々にスケールを絞って、よりヒューマンスケールな分析を行っていく予定です。
(水越)