先日、明治大学生田キャンパスのドローン空撮による三次元計測を3日間に亘って行いました。4/29はドローン撮影に向けてソフトのセットアップと3Dスキャナによる製図室の実測を行いました。
ドローン撮影は実際に飛行する予定でしたが、雨天のため残念ながら次回に延期となりました。fig.1.2はドローンを飛ばすためのセットアップの様子です。ソフト内でドローンの軌道・高度を入力して行う仕組みです。この技術を用いて、現在進行している生田出張所プロジェクトの実測を行う予定です。
[セットアップ作業の様子(4/29)fig.1(左),fig.2(右)]
製図室の実測は新しく導入したMatterPortのカメラを用いて行いました。fig.3はその様子です。3Dによる実測は立体的にも空間把握が可能となり、画面上でも実空間に近い空間分析が行えそうです。この技術もこれからのプロジェクトに応用しようと考えています。
[MatterPortによる計測成果(4/29)fig.3]
これまで様々な機材を用いて実測を行ってきましたが、適材適所で使い分けることが重要だなと感じました。スケールが小さく細かく実測を行うならipadを用いたスキャン、全体の雰囲気や空間把握を行うならMatterPort、さらに細かいデータがほしいならfaroを使うということが必要になってくるなと感じました。2日目は強風のため当初計画をしていた飛行計画を完遂できず、5/9の計測ではドローンを用いて撮影しました。写真をフォトグラメトリすることでfig.4の点群データの作成をしました。
[ドローン空撮で出力した点群モデル(5/9)fig.4]
今回の計測から天候状況が整えば短時間で広範囲の精度の高い点群データの作成を学習しました。この技術を用いることで敷地調査などに活用することが期待できると思いました。
(担当:吉永・武田)