ラーニングスペース・プロジェクト

学生の学びの場をより使いやすく、研究意欲の高まる空間へ改善することを目的として、ゼミ室のリフォーム計画(ラーニングスペース・プロジェクト)を今年度から始動させました。そして、まず第一弾として今年の秋から冬にかけて、学生スペースに机と椅子数脚を新調しました。

以前までは主に外側に向いた机が個人によって使われていて、中心の机は道具や荷物で散乱していることが多く、通路も狭く感じていました。そこで、まず全体のレイアウトを再考し、中央の机を新調してそこに向かい合って座れるように変更することにしました。そして、この提案の方針で、机と椅子の予算を算出しました。

机の天板は、担当の学生がショールームに出向いて木材の種類を選び発注ました。届いた天板にはヤスリがけと自然塗料による塗装を施しました。鉄製の脚は別に発注し、自分たちでスプレーで着色したのちに、組み立てて完成させました。

椅子は以前までは黒のオフィスチェアしかなかったので、カラフルかつ統一感があるように選定して、IKEAで3種類の異なるタイプのチェアを購入しました。

今年度の取り組みが完了してからゼミ生にアンケートを取ったところ、ほぼ全員がスペースの改善・利用頻度やコミュニケーションの増加を強く実感していることが分かりました。また、自己学習のほか、グループでの学習、休憩や飲食など様々な用途で利用されており、机を囲んで座れることが特に良かった点だったようです。そして、机・椅子の材質や種類が増えたこと、自分たちで制作に関われたことにも半数以上のゼミ生が満足度を示していることが分かりました。

今年度からこのプロジェクトを始めることができて、研究室での活動がより充実したと感じています。今後もゼミ生がこのラーニングスペースを愛着を持って使ってくれると共に、今後もこのプロジェクトが少しずつ発展していくといいと思います。

(櫻井)